是枝監督作品がカンヌ映画祭コンペ入り＝新作「ベイビー・ブローカー」

　５月１７日に開幕するフランスのカンヌ国際映画祭事務局は１４日、最高賞のパルムドールを競うコンペティション部門に是枝裕和監督の新作「ベイビー・ブローカー」を選んだと発表した。 　是枝監督作品が同部門に選出されるのは、２０１８年にパルムドールを受賞した「万引き家族」以来で、計６度目。 　「ベイビー・ブローカー」は是枝監督が初めて手掛けた韓国映画。さまざまな事情で育てられない新生児を、親が匿名で預ける「ベビー・ボックス」をめぐる人間模様を描く。「パラサイト　半地下の家族」のソン・ガンホさんらが出演する。 　また、独自性の強い作品が対象の「ある視点」部門には、早川千絵監督、倍賞千恵子さん主演の「ＰＬＡＮ　７５」が選ばれた。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕是枝裕和監督