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「プーチンの友人」拘束=ゼレンスキー氏、国民救出へ交換提案―ウクライナ


 ロシアのプーチン大統領の友人と言われるウクライナの大物政治家が12日、ウクライナ保安局(SBU)に拘束された。ロシアのウクライナ侵攻後、自宅軟禁を破って国外逃亡を図ったとされる。ゼレンスキー大統領はロシアで捕らえられている自国民を救出するため、プーチン氏に交換を持ち掛けている。  拘束されたのは、親ロシア派のビクトル・メドベチュク氏。クチマ政権で大統領府長官を務めた大物だ。メドベチュク氏の娘は2004年、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクの聖堂で洗礼を受け、立ち会ったプーチン氏が代父(ゴッドファーザー)として後見人を務めている。  メドベチュク氏は、ロシアに「顔が利く」ことから、14年からのウクライナ東部紛争では親ロシア派との交渉に関与。ただ、プーチン氏との「親密さ」から国家反逆容疑に問われ、21年5月に裁判所が自宅軟禁を決定した。プーチン氏は「紛争解決や善隣関係を支持する勢力の排除」だと猛反発していた。  ゼレンスキー氏は13日未明の動画メッセージで「48日間にわたって身を隠した挙げ句、国外に逃亡しようとした」と非難。「兵士や愛国者に変装しようと迷彩服を着ていたのは特に皮肉だと思う」と述べ、軍人以外の着用は戦時に違法行為となると指摘した。  また「(旧ソ連のガガーリンが人類初の有人宇宙飛行に成功した4月12日に)拘束されたのは象徴的だ。『さあ行こう』というガガーリンの有名な掛け声のように(脱走は)うまくいかなかった」とやゆした。この日、侵攻のさなかに極東アムール州の宇宙基地を訪れたプーチン氏を皮肉った可能性もある。  ゼレンスキー氏は通信アプリで、拘束後に髪が乱れ、手錠を掛けられたメドベチュク氏の写真を公開。ロシアによって抑留されている「少年・少女」と交換するよう提案した。ただ、避難の名目でロシアに連れ去られたという子供たちを指すのか、戦闘で捕虜となった若い兵士を指すのかははっきりしない。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナの政治家ビクトル・メドベチュク氏(左)とロシアのプーチン大統領=2019年7月、サンクトペテルブルク(AFP時事) 〔写真説明〕12日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公開した親ロシア派の政治家ビクトル・メドベチュク氏の画像。撮影日・場所は不明(一部画像処理してあります)(AFP時事)
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