サウジ記者殺害で訴訟移管＝「手打ち」模索か―トルコ

　【イスタンブール時事】トルコの裁判所は７日、イスタンブールのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件をめぐる刑事訴訟の審理について、管轄をサウジの司法当局に移す判断を下した。トルコは自国への投資拡大への期待から湾岸諸国との関係改善を進めており、「手打ち」に動いたとみられる。 　今後の具体的な手続きは不明だが、チャブシオール外相は３月３１日、サウジと司法分野で協力が進んでいると指摘し、「関係修復に向けて今後具体的な措置が取られる」と述べた。　【時事通信社】 〔写真説明〕殺害されたサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏＝２０１２年５月、ドバイ（ＥＰＡ時事）