被買収の元県議ら２人に罰金＝略式起訴の全員に命令―広島

　２０１９年の参院選をめぐる大型買収事件で、河井克行元法相（５９）＝公選法違反罪で実刑確定＝から現金を受領したとして、広島簡裁は１日までに、同法違反（被買収）罪で砂原克規元広島県議（６８）に罰金２５万円、追徴金５０万円、藤田俊雄元同県廿日市市議（７０）に罰金１０万円、追徴金１０万円の略式命令を出した。これで、略式起訴された２５人全員に略式命令が出されたことになる。 　いずれも刑が確定すると、公民権が５年間停止される。　 　起訴状などによると、２人は河井元法相から、妻の案里元参院議員＝有罪確定＝への投票や票の取りまとめなどの趣旨と知りながら、現金を受領したとされる。（了）【時事通信社】