ウクライナ、攻撃の警戒維持＝１日に停戦交渉再開―「ロシア軍撤退わずか」

　【イスタンブール時事】ウクライナは３１日、首都キエフの制圧に失敗したロシア軍が再攻撃の機会をうかがっているとして警戒態勢を維持した。２９日にトルコの仲介で停戦交渉が行われる中、ロシアは軍事作戦の重点を、東部２州の親ロシア派の勢力拡大に移す方針を表明。ただ、ウクライナ国防省は３０日、キエフを含む北部に展開するロシア軍に「大規模な撤退の動きは見られない」と強調した。 　停戦交渉は４月１日にオンラインで再開する見通し。持ち帰った相手側の提案にどう回答し、戦闘終結の糸口が見いだせるかが焦点となりそうだ。　【時事通信社】 〔写真説明〕３０日、ウクライナ南東部マリウポリの破壊された建物の前でたたずむ人（ロイター時事）