武井衆院議員を不起訴＝車検切れ容疑―東京地検

　自民党の武井俊輔衆院議員（４７）を乗せた乗用車による人身事故で、東京地検は３０日、車が車検切れだったとして道路運送車両法違反（無車検運行）容疑などで書類送検された武井議員を嫌疑不十分で不起訴とした。 　車を運転した当時の男性政策秘書（６４）については、東京区検が同日、自動車運転処罰法違反（過失運転致傷）罪で略式起訴した。元秘書は道交法違反（当て逃げ）容疑などでも書類送検されたが、嫌疑不十分で不起訴となった。 　事故は昨年６月、東京都港区の路上で発生。自転車に乗った男性が車と接触し、軽傷を負った。警視庁によると、車は武井議員名義で、同３月に車検期限が切れ、自賠責も加入していない無保険状態だったという。同庁は今年１月、武井議員と元秘書を書類送検していた。　（了）【時事通信社】