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停戦交渉にロシア実業家関与=毒盛られる?各地飛び回る―新興財閥アブラモビッチ氏


 【ロンドン時事】ロシアとウクライナの停戦交渉で、ロシア人実業家ロマン・アブラモビッチ氏が果たしている役割に注目が集まっている。両国の了承の下で非公式の仲介役を担っているとされ、29日にトルコのイスタンブールで開かれた停戦交渉の会場でも姿が捉えられた。  アブラモビッチ氏は、ロシアのプーチン大統領に近い新興財閥(オリガルヒ)の一人で、英国や欧州連合(EU)の制裁対象に指定されている。サッカー英イングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーの名物オーナーとしても知られる。  英調査報道機関ベリングキャットによると、アブラモビッチ氏は3日に非公式の停戦交渉に参加した後、毒物を盛られたような症状を発症した。ロシア側の停戦反対派による「脅迫」との見方が有力だが、その後も各地を精力的に飛び回っている。  英紙タイムズによれば、アブラモビッチ氏は23日朝、プライベート機でイスタンブールの空港を出発。同日、モスクワでプーチン氏に会い、停戦条件に関するゼレンスキー・ウクライナ大統領の手書きメモを渡した。プーチン氏はこれに対し「『おまえたちをたたきのめしてやる』と伝えろ」と応じたという。  アブラモビッチ氏はその日の夜にイスタンブールへ戻り、停戦交渉のウクライナ側代表団メンバーのウメロフ議員と面会。プーチン氏との会談内容について話し合った。3日の非公式交渉後には、ウメロフ氏も毒物の中毒症状を発症したとされる。  アブラモビッチ氏とウメロフ氏の複数回に及ぶ非公式交渉は、トルコのカルン大統領報道官の調整の下、イスタンブールの高級ホテルで行われたという。こうした活動を踏まえ、ウクライナは米国に、アブラモビッチ氏を制裁対象としないよう要請したと伝えられている。 【時事通信社】 〔写真説明〕29日、イスタンブールで行われた停戦交渉に参加するロシア人実業家ロマン・アブラモビッチ氏(2列目中央)(トルコ大統領府提供の動画より)(AFP時事) 〔写真説明〕ロシア人実業家ロマン・アブラモビッチ氏=2018年5月、スイス・フリブール(EPA時事)
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