県、市の連携不足指摘＝第三者委が中間報告―静岡・熱海土石流

　静岡県熱海市で昨年７月に起きた土石流災害で、県は２８日、崩落した盛り土の行政対応を検証する第三者委員会の中間報告を発表した。報告は、県が盛り土の危険性を認識していながら、市と十分に協力できなかったことを問題視し、「関係部署が連携して対応すべきだった」と指摘した。 　一方で、「今回のような大規模崩落を予想した関係者はほとんどいなかった」と言及した。第三者委は今後、市の対応も含めた最終報告をまとめる方針。　（了）【時事通信社】