日本酒と創作レーベルがコラボ＝福井県〔地域〕

　米どころ福井県の日本酒蔵と、東京のクリエーティブレーベル「ＰＥＲＩＭＥＴＲＯＮ（ペリメトロン）」のメンバーがコラボして作った日本酒セット「ＴＨＥ　ＳＡＫＥ　ＯＦ　ＦＵＫＵＩ」が完成し、１２日から福井県内など１０店舗で販売が始まった。価格は税込み１万９８００円。 　商品は、県内３酒蔵の代表銘柄「常山」「黒龍」「早瀬浦」の７２０ミリリットル瓶３本セット。ペリメトロンのメンバーは県の伝統工芸振興企画「ＦＵＫＵＩ　ＴＲＡＤ」の委託を受け、パッケージなどのプロデュースを担当した。 　３酒蔵はセット販売に向け新商品を開発。黒龍酒蔵の水野直人代表は「（各銘柄は）それぞれの酒蔵が得意なお酒」とし、販売開始に当たり「うちはより黒龍らしい味を追求した」。 　メンバーは昨夏頃から、越前市に民家を借り、職人から和紙や漆器作りなどを学んだ。酒瓶を包む越前和紙は、凹凸でうずまき模様をイメージしたデザインで、福井との縁を表したという。メンバーの森洸大さんは「今までの活動で出会えなかった人たちと仕事ができた象徴」と話す。　（了）【時事通信社】