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昨年2月の福島県沖地震近く=震源、規模同様も関連不明―気象庁


 気象庁の中村雅基地震火山技術・調査課長は17日未明に記者会見し、福島県沖のマグニチュード(M)7.4、最大震度6強の地震は陸海のプレート境界より若干深く、海側プレート内部で発生したことを明らかにした。ほぼ同じ位置で2分前にM6.1の地震があり、揺れが続く形になった。すぐ近くでは昨年2月13日にM7.3、最大震度6強の地震が起きたが、関連性については「1年以上たっているので何か言うのは難しい」と話した。  東北沖では陸側プレートの下に海側プレートが沈み込んでおり、2011年の東日本大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震(M9)はこのプレート同士の境界が広範囲に滑って起きた。その後、東北・関東沿岸や沖合ではプレート境界やその近くで地震が多発しており、昨年と今回の福島県沖地震もその活動領域内にある。両地震とも海側プレート内部で押す力が働き、断層がずれた「逆断層型」だった。  今回の福島県沖地震がプレート境界の大地震につながる可能性については、中村課長は「政府の地震調査委員会で議論されると思う」と述べた。ただ、過去の地震続発状況を踏まえ、今後1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意するよう呼び掛けた。  昨年2月の福島県沖地震では津波注意報は出されなかったが、宮城県石巻市の石巻港で最大約20センチの津波を観測した。総務省消防庁によると、福島県で死者2人(うち災害関連死1人)、東北と関東で重傷16人、軽傷170人の人的被害が生じた。(了)【時事通信社】
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