starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

「震災思い出す」=強い揺れに住民ら恐怖―福島沖地震


 東日本大震災から11年を迎えたばかりの東北を強い揺れが襲った。福島県沖を震源に最大震度6強を記録した16日夜の地震。「震災を思い出した」「停電で真っ暗だ」。住民らは緊張した様子で不安を口にした。  震度6強の揺れを観測した宮城県蔵王町。役場近くの自宅にいたという女性職員(43)は「震度4くらいのちょっとした横揺れがあり、一息ついたと思ったら一気に縦揺れが襲い、テレビや本棚が倒れた」と興奮した様子。役場に出勤すると、棚やコピー機が普段と違う位置にあり、机の引き出しが飛び出していたという。  同じく震度6強の福島県国見町役場では女性職員が「2度目の揺れはすさまじく、立っていられないほどだった」と話した。自宅の被害を確認する間もなく、役場に駆け付けた。「途中の信号が全部消え真っ暗だった。とにかく職員が集まって情報収集を急いでいる」と慌ただしく話した。  地震発生時、自宅でテレビを見ていたという仙台市青葉区の大学生、石原駿さん(22)は「揺れが大きかった。すぐに山形県の実家と連絡を取り、互いの安否を確認した」と不安そうに語った。同市の焼き鳥店では、棚から落ちたグラスや酒瓶が散乱した。片付けに追われていた店長の阿部進一さん(42)は「昔(東日本大震災)を思い出した」と話した。  福島市内のタイ料理店では、食器や料理器具が散乱し、フライヤーから床に油があふれ出た。店主の出河伸さん(36)は「(最大震度6強を観測した)昨年2月の地震より大きく感じた」と話す。地震の経験から、揺れを感じてすぐにガスや火は止めたという。「片付けをどうしよう」と嘆いた。(了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.