starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

自殺願望から大量殺人へ=孤立と困窮の末、周到計画―死亡の谷本容疑者・大阪ビル放火殺人


 大阪市北区のクリニックで26人が犠牲になった放火殺人事件で、大阪府警の捜査から浮かび上がったのは、書類送検された谷本盛雄容疑者(61)=昨年12月30日死亡=が孤立を深め、経済的に困窮していく中、抱いていた自殺願望を大量殺人への執着に変容させていく姿だった。  府警によると、谷本容疑者は2011年、長男に対する殺人未遂事件を起こし実刑判決を受けた。その前年には板金工場を退職しており、以後定職には就いていなかった。  15年以降、家族や友人との接触は確認されず、スマートフォンのアドレス帳に知人の連絡先は皆無だった。17年には相談に訪れた区役所の担当者に、「前科を知った支援者の態度が変わったことに傷ついた」などと話し、就職をあきらめた様子だったという。  持ち家の家賃収入は19年9月で終了。17年と21年に生活保護を申請したが、いずれも受給には至らず、21年1月に銀行口座の残高はゼロになった。  谷本容疑者は21年5月のスマホ購入後、自殺に関して検索し始め、翌月からは計画や下見の状況を記録。同9月の「日本史上最悪の凶悪事件」などに続き、同10月には「拡大自殺」について検索していた。  自宅では年金手帳などを焼いた形跡が見つかり、現場ビルのゴミ箱には自宅などの鍵が捨てられていた。クリニック内の防犯カメラには、放火した後も逃げるそぶりを見せず、逃げようとした人を妨害する様子が映っていた。  谷本容疑者は17年にクリニックを初めて訪れ、事件までに計114回受診。昨年8月には診察日を、職場復帰に向けた「リワークプログラム」で多くの患者が集まる金曜日に変更した。  これまでの捜査で院長らとのトラブルは確認されていない。府警は、前向きな患者らが集まる同プログラムを目の当たりにし、自身の境遇と比較して劣等感など「何らかの感情」が生じたと推定。プログラムの患者を標的に大量殺人を実行したとみている。(了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.