サバの日に合わせ「へしこ」新メニュー＝福井県美浜町〔地域〕

　サバをぬか漬けにした伝統料理「へしこ」の知名度向上を図るため、福井県観光連盟と同県美浜町は３月８日の「サバの日」に合わせ、へしこやサバを使ったオリジナルメニューなどを提供するキャンペーンを開始した。町内の飲食店や旅館、美浜へしこ組合に所属する事業者などが参加。期間は１８日まで。 　キャンペーンの実施は今年が初めて。へしこのピザやへしこカツ丼など９品の新メニューを作製した。民宿と旅館計２軒では、サバをコンセプトにデザインし、サバやへしこの特別メニューを提供する「サバルーム」も設けた。宿泊者には、へしこの切り身をプレゼントする。 　初日となった８日は、町内でオープニングセレモニーが開かれ、メニューの紹介や、９種類のへしこの食べ比べなどが行われた。美浜へしこ組合の橋本富夫組合長は「それぞれが伝統を受け継ぎ、持ち味を生かして、一生懸命漬けている。ぜひ召し上がってほしい」と語った。　（了） 【時事通信社】