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「彼を捕らえろ」?で波紋=バイデン氏、演説最後に即興―米一般教書


 【ワシントン時事】バイデン米大統領が1日に行った一般教書演説で、最後に「ゴー・ゲット・ヒム(彼を捕らえろ)」とも聞き取れる言葉を発したことが波紋を広げている。事前に準備された演説原稿にはなかった一言で、ツイッター上ではバイデン氏の真意をめぐり臆測が飛び交っている。  「国家の現状は強固だ」。バイデン氏は演説終盤、一般教書で慣例の一文を口にし、米国の明るい未来を描いてみせた。そして「全国民に神のご加護がありますように。神が米軍兵士を守ってくださいますように」との決まり文句で締めくくった。  立ち上がって喝采を送る議員らを前に、バイデン氏は「ありがとう」と謝意を示した後、右のこぶしを握り締めて「ゴー・ゲット・ヒム」と力を込めた。  米国の記者や視聴者の間では、バイデン氏が「ヒム」と言ったか、複数形の「ゼム(彼ら)」を略した「エム」と言ったかで見解が分かれた。演説の3分の1がロシアによるウクライナ侵攻批判に割かれただけに、「ヒム」だとすれば「誰を捕らえるのか」といぶかる見方も。一方、「エム」なら「頑張って前進しよう」という意味にも取れるという。 【時事通信社】 〔写真説明〕1日、米連邦議会で一般教書演説を行うバイデン大統領(AFP時事)
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