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ウクライナ国民、草の根抵抗=空爆目印除去、軍に食料―「街にとどまる」決意固く


 ロシア軍のウクライナ全面侵攻から5日目を迎えた28日、各地で戦闘が繰り広げられる中、市民による抵抗が続いている。「軍を支援する」「街にとどまる」。メッセンジャーアプリを通じて取材に応じた市民らは、ウクライナ軍に食料を提供し、ロシアの工作員が付けたとみられる空爆目印の消去作業に奔走していると明かした。  中部ドニプロ近郊に住む女性(18)は「街は戦闘地域からかなり離れていて安全よ」と話すが、「軍に食料を渡したり、必需品などを持って行ったりして積極的に支援している。ホームレスの人も火炎瓶を作るため瓶を集めている」とも。「見知らぬ人がうろついて、空襲を誘導するための印を道路や建物の屋根に付けている。それを私たちが探し出して消しているの」と言う。  南部オデッサのフセヴォロドさん(29)は、複数の施設に塗料で書かれた「>」の印について、「ロシア航空機が印を頼りに攻撃を修正している。僕らは消そうと努めている」と力説。「戒厳令下なのに高層ビルやタワーの信号灯が点灯し、木にくくり付けた反射材のリボンも見つかっている。ロシアの破壊工作員の仕業だと確信している」と語る。  第2の都市、北東部ハリコフのドミトリーさん(19)は、士気の違いに希望を持っている。「捕虜になったロシア人はたくさんいて『演習の延長だと伝えられていた』と話している。ウクライナにいることさえ理解していなかった」。ハリコフでは石油製品の工場や倉庫が攻撃され、街への進入路でも戦闘が続くが、「ガスや電気、水道は使えている。担当機関が英雄的な働きを見せている」と話した。  現地発のSNS上には、市民がロシア軍の戦車の行く手を阻んで後退させたり、トラクターで戦車を持ち去ったりして抵抗する動画が多数公開されている。フセヴォロドさんは「生まれ故郷のオデッサがウクライナのものである限り、出て行くつもりはない」と決意を示した。 【時事通信社】
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