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黄金の古都、眠れぬ夜=爆発音「すごく怖い」―ロシア軍迫る首都キエフ・ウクライナ


 「爆発音が聞こえる。眠れないんです」。ロシア軍の侵攻が刻々と迫るウクライナの首都キエフ。ロシアのプーチン大統領が「特殊軍事作戦」を命じた24日から連日、爆発音とサイレンが鳴り響く。緑が豊かで教会の黄金のドームが輝くスラブ民族の古都は、26日未明も闇夜におびえた。  市民の頭によぎるのは、目が覚めたら兵士と装甲車に包囲されて世界が一変しているのではないかという恐怖感だ。目まぐるしく変化する情勢。大型犬と一緒に暮らす市民は、通信アプリでの取材に「すごく怖い。もう普通なんてことはない」と訴えた。  キエフの危機は「(第2次大戦時の)1941年にナチス・ドイツに攻撃されて以来」(ウクライナのクレバ外相)。ナチスによる占領は赤軍に解放されるが、約80年を経て旧ソ連の盟主ロシアの部隊に包囲されるのは皮肉だ。  ロシアを除けば欧州最大の面積を誇るウクライナ。その国土は南北から侵され、第2の都市ハリコフでは住宅への攻撃が続く。「クラスター(集束)爆弾が使われた」という調査団体の報告も。ロシア国防省はキエフ郊外の飛行場を制圧したと発表し、首都での戦火が現実のものとなりつつある。  「1時間後や翌日、家族の身に何が起こるか…考えたくもない」。キエフ出身で日本在住の女性は、もどかしさと恐怖を吐露する。  「ロシアに狙われている」と自認するウクライナのゼレンスキー大統領は25日夜、自身の「無事」を誇示するかのように、中心部「独立広場」に近い大統領府前で動画声明を発表。「私も、軍も、市民もここにいる」と話した。一方で、キエフの鉄道駅が、西部リビウに向かう避難民でごった返す様子も伝えられている。 【時事通信社】 〔写真説明〕25日、ウクライナの首都キエフの損壊した集合住宅前に立つ警官(AFP時事) 〔写真説明〕ウクライナの首都キエフの鉄道駅付近を猫を連れて歩く女性=24日(AFP時事) 〔写真説明〕25日、ウクライナ西部リビウで軍のために献血をする人(AFP時事)
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