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児相、死亡次男を2回保護=家裁が入所却下、在宅に―神奈川


 小学1年だった次男=当時(7)=を殺害したとして母親の上田綾乃容疑者(42)=神奈川県大和市=が逮捕された事件で、きょうだい3人が相次いで死亡したことを受け、児童相談所が次男を過去に2回保護していたことが21日、分かった。県が記者会見して明らかにした。児相は2回目の保護後、施設への入所手続きを取ったが家裁に認められず、帰宅させていた。  上田容疑者は、2019年8月に自宅で次男雄大君の鼻や口をふさぎ窒息させ、殺害した疑いで逮捕された。  県によると、上田容疑者の生後5カ月だった長男は02年、ミルクの誤嚥(ごえん)のため死亡し、その後同2カ月だった長女も乳幼児突然死症候群のため死亡した。こうした経緯から大和市は、雄大君の誕生後の12年5月、県の中央児相(現大和綾瀬地域児相)に通告。児相は育児放棄として支援を開始し、同11月に一時保護と施設入所の措置を取った。  上田容疑者との面接などの結果、児相は15年3月、安全が確保されると判断して在宅指導に切り替えた。しかし、17年4月に三男が自宅で原因不明のまま死亡したため、再び一時保護した。雄大君は「お母さんに投げ飛ばされた」と話したという。  児相は上田容疑者と同居していた男性を指導したが、同容疑者は施設入所に同意しなかった。このため18年2月、横浜家裁に入所を申し立てたものの、同10月に「不適当」として却下され、翌月に一時保護を解除して在宅指導を続けていた。   雄大君の死亡について、大和綾瀬地域児相の高須正幸所長は「大変残念であり、重く受け止めている」とコメントした。(了)【時事通信社】
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