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ウクライナ東部の混迷深まる=親ロ派臨戦態勢、緊張あおるロシア


 【モスクワ時事】ウクライナ政府軍と親ロシア派武装勢力の紛争が続くウクライナ東部の状況が緊迫度を増している。砲撃が続き、双方とも死者が出たと発表。親ロ派は「ウクライナ政府軍が侵攻を計画」と主張し、住民をロシアに避難させている。ロシアも緊張を徹底的にあおっており、事態は混迷を深めている。  2014年から続く紛争は17日以降に停戦合意違反が急増し、一気に緊張が高まった。親ロ派は18日、女性や子供を中心とした住民に対しロシアへの避難を要請し、プーチン大統領も住民保護を指示。20日午前の時点で4万人以上がロシア入りし、ロシアメディアは避難の様子を詳報した。  親ロ派は19日には住民の「総動員」を発表し、男性住民らに臨戦態勢に入るよう呼び掛けた。親ロ派支配地域では18日以降、車やガスパイプラインの爆発が相次ぎ、親ロ派はウクライナ側による「破壊工作」と決め付けた。また、ロシア捜査当局も19日、親ロ派住民が避難するロシア南部ロストフ州に向けてウクライナ側から砲撃があったと主張し、捜査を開始したと発表した。ロシアや親ロ派が軍事行動を正当化するために破壊工作を自演する恐れは米欧がかねて指摘しており、不穏な空気が広がっている。  プーチン氏が15日にウクライナ東部の状況を「ジェノサイド(集団虐殺)」と表現して以来、プーチン政権はウクライナ政府に対する反感をあおり、親ロ派への同情を促すような世論の醸成に動いている。  プーチン氏に近いロシア下院のウォロジン議長は19日、通信アプリへの投稿で「何千人もの女性や子供が戦争から逃れてきた」と強調。ドイツ南部ミュンヘンで開かれた安全保障会議に触れ、「欧州の政治家の中で、生まれ故郷を離れざるを得ない(親ロ派の)住民の運命を心配した人は誰もいなかった」と非難し、ウクライナ東部情勢に関し、近く下院で協議すると表明した。 【時事通信社】 〔写真説明〕18日、ウクライナで実施された軍事演習に参加したウクライナ軍兵士=同軍提供、場所は不明(AFP時事)
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