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日大前理事長、何語る=15日初公判、被告人質問も―脱税認める方針・東京地裁


 業者などからのリベートを隠し脱税したとして、所得税法違反罪に問われた日本大学前理事長田中英寿被告(75)の公判が15日から東京地裁で始まる。被告は起訴内容を認める方針。被告人質問も行われる見通しで、日本有数の大学トップに長年君臨した同被告が、事件について法廷で何を語るか注目される。  田中被告は元理事らによる背任事件で日大などが家宅捜索を受けた昨年9月以降、公の場にほとんど姿を見せていない。関係者によると、同12月に保釈されてからは、落ち着いた様子で公判の準備を進めているという。  起訴状によると、田中被告は2018年と20年、業者から受領したリベートを除外するなどして所得約1億1800万円を隠し、所得税計約5200万円を脱税したとされる。  脱税は、日大医学部付属病院の建て替え工事をめぐり、大学資金が流出した背任事件の捜査で発覚。田中被告が隠したとされる所得は、大阪市の医療法人「錦秀会」前理事長の籔本雅巳被告(61)=背任罪で起訴=から工事の謝礼名目で渡された現金や、日大元理事の井ノ口忠男被告(64)=同=を通じ提供された現金も含まれていた。  検察側は冒頭陳述でこうした経緯を指摘し、背任事件との関連も立証する方針。弁護側は、田中被告が昨年末に修正申告したことなどを踏まえ、寛大な処分を求める考えだ。  また、井ノ口被告は捜査段階の調べで、大学と取引のある業者などから預かった金の大半は田中被告の妻に渡したと供述した。公判で田中被告が妻の関与についてどう説明するかも注目が集まっている。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕田中英寿 日本大学前理事長
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