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限界ぎりぎりのトリプルコーク=メダルの色分けるか―スノーボード・ハーフパイプニュースを探るQ&A


 スノーボードの男子ハーフパイプは、平野歩夢(TOKIOインカラミ)ら日本勢にメダル候補がいる。大きな半円筒形のコース(パイプ)を左右に滑りながら技を繰り出す。年々、技の難易度が上がってきた。  ―1度の演技で何回の空中技を出すの。  5、6回。例えば一つの技が成功しても着地が乱れれば加速が十分につかず、次の技の失敗や難易度低下につながる。高得点を出すには着地まで全てを完璧に決める必要がある。回転数の多い技を連続して出すのはより難しく、高得点につながりやすい。  ―技の名前が複雑。  数字は横の回転数を表しており、720は2回転、3回転半は1260。縦回転を意味するコークスクリューはコークと略され、ダブルコークなら縦2回転。実際は縦、横を組み合わせ、斜め軸で回るためダブルコーク1260=縦2回転、横3回転半などと表現される。  ―技は進化している。  2006年のトリノ五輪までは横回転が主流だった。  ―縦回転はいつから。  技の進化の先頭にはショーン・ホワイト(米国)がいた。彼はトリノ後、ダブルコーク1080=縦2回転、横3回転に挑戦し、10年のバンクーバー大会で成功させて連覇した。  ―さらに進化した。  14年ソチ大会では横回転が一つ増えて、ダブルコーク1440=縦2回転、横4回転が金メダルの決め手に。18年平昌大会は、ダブルコーク1440の連続技が金メダル争いに必須だった。  ―北京ではどうなる。  縦が1回転増えて、トリプルコーク1440=縦3回転、横4回転まで進化している。  ―できる人は少ない。  これまでに平野歩は試合で、戸塚優斗(ヨネックス)と平野流佳(太成学院大)は練習で成功させている。日本勢のライバルのスコット・ジェームズ(オーストラリア)も完成させたという。  ―どのくらい難しい。  平野歩が「難易度がマックスまで到達しているし、慎重にならないといけない技」と話しているほど。危険も伴う大技が北京でのメダルの色を分けるかもしれない。(時事)【時事通信社】
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