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「桑田塾」で投手陣変革=心も体も鍛えて完投を―プロ野球・巨人


 頭も体も「桑田塾」で鍛える。補佐から昇格した巨人の桑田真澄投手チーフコーチは、ブルペン内外で忙しい。昨季は後半に先発陣が崩れ、無四球試合もリーグ最少の3。制球と体力の向上を掲げての指導に手応えを感じているようで、「みんな前向きで精力的」と納得の表情を浮かべる。  まず現役時代に実践した練習を取り入れた。コースを決め、速いテンポで10球。一息ついて、これを反復。「投げるスタミナがつく。心肺機能が鍛えられる」と説明する。  持論は「ブルペンで投げないと制球は身につかない」。投球練習は選手の希望で行うのをやめ、肩肘の健康も考慮して1日置きに投げるようにした。成長株の戸郷らには小まめに声掛け。昨季11勝の高橋は「目的意識があり、どんどんプラスになりそう」と歓迎している。  もともと学ぶ意欲は旺盛。引退後も東大大学院で野球動作を研究した。知見を生かし、毎晩のように講義も開く。集中が続くよう最大30分とし、「投球術」や「変化球を投げる目的」をレクチャー。「感覚と科学的データを添えて伝えている。少し知るだけで変わってくるから」と言う。  こうした試みは全て、完投を増やすため。巨人で173勝を挙げた元エースは親心も込め、「最後の打者を打ち取った時の感動は格別。それを味わってほしい」。先発完投の醍醐味(だいごみ)を覚えた先に、選手の成長とチームの勝利がある。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕巨人の新人、山田(左)に助言する桑田投手チーフコーチ=5日、宮崎市
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