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メダルへ好機広がる1位突破=ベテラン久保、チーム救う〔五輪・ホッケー〕


 準決勝で米国とぶつかるのを避けるためにも、どうしてもB組1位突破を果たしたかった1次リーグ最終戦。チェコとの激闘を制し、大沢主将は「どんな展開だろうが、勝つのが大事。すごく大きな一歩だったと思う」と胸をなで下ろした。  体格や選手層で上回る相手に苦戦を強いられた。2度のリードを奪ったが追い付かれ、延長でも決まらず、ゲーム・ウイニング・ショット(GWS)戦に突入。劣勢の中で唯一のゴールをこじ開けたのは頼れるベテランだった。  2人目だった久保は、GKが浮田に対して守る際、前に出てくる様子を観察。「シュートよりフェイントがいいと判断した」と冷静に相手の股下にパックをくぐらせた。6日の中国戦はGWSで敗れていたが、「私は振り返らないタイプなので」。最年長の39歳は豪快に笑ってみせた。  平昌五輪からの4年間、目標を高くし、メダル獲得を目指してきた。圧倒的な力を持つ米国、カナダとの対戦を回避できたことでチャンスは確実に広がった。この日2得点の床秦は「まずは通過点。ここからどんどん上に行けたらいい」。貪欲に先を見据えている。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕アイスホッケー女子1次リーグのチェコ戦、ゲーム・ウイニング・ショット(GWS)を決める久保(左)=8日、北京(AFP時事) 〔写真説明〕アイスホッケー女子1次リーグのチェコ戦で攻め込む久保(中央)=8日、北京
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