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強豪国の失格続出に怒りと困惑=高梨ら5人、波乱の展開〔五輪・スキージャンプ〕


 北京五輪で初採用された7日のノルディックスキー・ジャンプ混合団体(HS106メートル、K点95メートル)は、日本の高梨沙羅(クラレ)を含む強豪4カ国の女子選手5人が、スーツの規定違反により失格となる波乱の展開となった。個人ノーマルヒル銀メダルのカタリナ・アルトハウス(ドイツ)も含まれ、関係者は困惑の声を上げた。  「私にしてみれば、操り人形の舞台のようだ。今季はずっとスーツが問題になっている。信じられないほどの怒りで理解できない」。ロイター通信によると、ドイツ代表コーチのホルンガッハー氏はこう嘆いた。アルトハウスは5日の個人戦と同じスーツを着用したという。  ノルウェーは2選手が違反と判定された。シリエ・オプセトは「ただショックを受けている。起こったことが何も理解できない」と落胆。アンナオディネ・ストロムはスーツの検査法について「少し変な感じで従来のやり方と異なっていた」と指摘。「この1週間、隔離されていて、きちんと食事を取っていなかったことによる結果だと思う」と語った。  スーツは選手の体のサイズに対し、女子は2~4センチしかゆとりは許されない。高梨も個人戦と同じスーツを使用したが、大会中に体形が変化した可能性がある。オーストリアを含め4チームはいずれも表彰台を狙える実力を備えていただけに、後味の悪い結果となった。(時事)【時事通信社】
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