ワリエワ、五輪初の４回転成功〔五輪・フィギュア〕

　ワリエワが団体のショートプログラムに続き、フリーでも圧倒的な演技を見せた。４回転ジャンプは２種類３本。後半のトーループは珍しく転倒したが、冒頭のサルコーや３回転につなげる連続トーループは着氷まで美しく、出来栄え点（ＧＯＥ）で大きな加点を引き出した。 　五輪で４回転を成功させた女子は史上初めて。２００６年トリノ五輪で安藤美姫がサルコーに挑んだが、転倒した。ワリエワは「何よりもうれしい。重圧を感じることは正直あるけど、助けになることもある」。１５歳は堂々と言ってのけた。 　３歳の頃、母に「五輪チャンピオンになりたい」と言ったことがある。その夢をまず仲間とかなえ、「次の夢に向かっていきたい」。個人種目との２冠へ、照準を合わせた。（時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕フィギュアスケート団体、女子フリーで演技するロシア・オリンピック委員会（ＲＯＣ）のワリエワ＝７日、北京 〔写真説明〕フィギュアスケート団体、女子フリーで演技するロシア・オリンピック委員会（ＲＯＣ）のワリエワ＝７日、北京