伊藤、悔いなし〔五輪・スキージャンプ〕

　伊藤は１回目に９４メートルを飛んで１０位。五輪で３大会連続の１桁順位が懸かった２回目は８２メートルに終わり、順位を三つ落としたが、テレビカメラに向かって笑顔をつくった。「感謝の気持ちを成績で伝えることはできなかったけど、気持ちが伝わればうれしい」 　４年前の平昌では、高梨が日本女子初のメダルとなる銅を獲得。長年、しのぎを削ってきた仲間への注目度が高まるのを目の当たりにし、「やっぱり五輪のメダルはすごい」と刺激を受けた。 　自分も大舞台の表彰台に立つため、助走姿勢を低くするなど技術の改善に取り組んできた。結果にはつながらなかったが、「一つも悔いはない」。努力を続けてきた自分を誇るように言った。（時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕ノルディックスキー・ジャンプ女子ノーマルヒル１回目、飛躍する伊藤有希＝５日、張家口 〔写真説明〕ノルディックスキー・ジャンプ女子ノーマルヒル２回目の飛躍を終え、伊藤有希（右）に迎えられる高梨沙羅＝５日、張家口