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「感謝」伝える大舞台=次代へつなぐ女子の高梨、伊藤両選手〔五輪・スキージャンプ〕


 【北京時事】ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅選手(25)=クラレ=と伊藤有希選手(27)=土屋ホーム=は、この種目の発展とともに競技人生を送ってきた。小学生の頃から才能を注目され、五輪初実施の2014年ソチ大会からそろって出場。北京五輪は3度目の大舞台となった。「感謝の気持ちを伝えたい」との思いが共通する。  高梨選手は2009年に中学1年で初めて欧州遠征へ行き、当時最もレベルが高かったコンチネンタルカップに参加していた。11~12年シーズンにワールドカップ(W杯)が始まり、このシーズンに初勝利を挙げるなど総合3位。当時は「感覚だけで飛んでいた」と言うが、その後も最前線を走り続けた。  日本女子ジャンプの草分け的存在で、自身のコーチでもあった山田いずみさんらに囲まれ、成長してきた。「お姉さんたちからいろんなことを教わりながらやってきた」。以来、ジャンプへの考察を深めながら技術を追求している。女子に出場機会がなかった時代を知る山田さんらと過ごしたからこそ、「教わったことを若手の子たちに教えてあげたい」と考える。  2学年上の伊藤選手も、後輩たちへ引き継いでいくという意識は強い。平昌五輪では表彰台に届かなかったが、高梨選手が銅メダルを獲得したときは真っ先に抱きついて喜んだ。振り返って言う。「彼女のメダルが次の世代につながっていく。子どもたちにジャンプを始めたいという気持ちにさせる五輪ってすごい」  特別な大会だと感じるから、コロナ下でも開催されたことがうれしい。「自分の思い描くジャンプをして、私なりの感謝を伝えられれば最高の五輪になる」。そんな気持ちで臨んでいた。(了)【時事通信社】
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