ペルー経済相に日系人＝３世のグラハム氏

　【サンパウロ時事】南米ペルーで１日夜、内閣総辞職に伴う組閣が行われ、急進左派のカスティジョ大統領は、日本人を祖父に持つ日系３世のオスカル・グラハム氏を経済のかじ取り役となる経済・財務相に任命した。ペルーでは１９９０年から２０００年まで、日系２世のアルベルト・フジモリ氏が大統領を務めている。 　就任式で大統領から真摯（しんし）に職務に励むよう求められたグラハム氏は、「神と祖国、私の祖父母の思い出に懸けて誓う」と述べた。同氏は中央銀行や経済・財務省に長く籍を置いたテクノクラート。かつて地元メディアに語ったところによると、母方の祖父の故ヤマウチ・オサム氏は大分県出身で、１９２６年にペルーに移住した。　【時事通信社】 〔写真説明〕ペルーの経済・財務相に就任した日系３世のオスカル・グラハム氏＝１日、リマ（大統領府提供）（ＡＦＰ時事）