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快走、それでも悔し涙=松田、走り込みの成果発揮―大阪国際女子マラソン


 優勝テープを切った直後、松田はダイハツの山中美和子監督に抱えられて涙を流した。目標タイムは2時間20分29秒。東京五輪代表のラスト1枠を争った一山麻緒(ワコール)が2020年の名古屋ウィメンズで出したタイムだ。「それをクリアできず、悔しい気持ちが大きかった」。自己ベストを55秒縮めても、もどかしさを隠せなかった。  神野大地ら男子ランナー3人に先導され、日本記録を狙える高速レースの展開に。25キロすぎに上杉が遅れ、後は記録との闘い。30キロ以降は徐々にペースダウンしながらも、懸命に歯を食いしばる。「日本一やった」という走り込みの成果を発揮し、日本歴代5位の2時間20分52秒でゴールした。  東京五輪は代表補欠。出場か否か微妙な立場で難しい調整を続けた。「もしもスタートラインに立っていたら、陸上を続けていなかった。その経験があって今があると言えるようになった」。次のパリ五輪につながるMGC出場権を一番乗りで獲得。今夏の世界選手権代表にも大きく前進した。  苦しかった終盤は、世界の強豪との争いを想像しながら走ったという。「世界陸上を目標に頑張ってきた。内定することを願って待ちたい」。浪速の元気娘が、地元で新たな一歩を踏み出した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ゴール後、山中美和子監督(左)に迎えられ、涙ぐむ松田瑞生=30日、大阪・ヤンマースタジアム長居 〔写真説明〕インタビュー後、笑顔で撮影に応じる優勝した松田瑞生=30日、大阪・ヤンマースタジアム長居
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