starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

対話模索も、打つ手乏しく=米国、圧力強化に難航―北朝鮮ミサイル


 【ワシントン時事】北朝鮮が中距離弾道ミサイルを発射したことで、バイデン米政権は警戒の度合いをさらに強めるとみられる。核・ミサイル問題の解決に向け対話を模索する構えは維持するものの、緊張関係が続く中国やロシアの協力は見込めず、制裁を通じた圧力強化など打つ手は乏しいのが現状だ。  米国務省報道担当官は29日(日本時間30日)、北朝鮮のミサイル発射は「明白な国連安保理決議違反だ」と非難した。その上で「さらなる挑発を自制し、中身のある対話に応じるよう求める」と強調した。  トランプ政権時代の北朝鮮政策を見直し、「前提条件なしで会う用意はできている」(国務省のプライス報道官)と対話を呼び掛けるバイデン政権だが、北朝鮮が協議に応じる気配はない。北朝鮮は代わりに弾道ミサイル発射を繰り返し、バイデン政権の忍耐を試し続ける。  止まらない北朝鮮の挑発に、米側も徐々にしびれを切らしつつある。ブリンケン国務長官は12日、「あらゆる適切な手段を行使する」と述べ、北朝鮮への圧力強化を表明。米政府は北朝鮮国籍の男6人への独自制裁にも踏み切った。  だが、20日に開かれた国連安保理の非公開会合では、安保理としての非難声明は出せなかった。拒否権を持つ中国とロシアは、対北朝鮮制裁の強化に反対する姿勢を示している。米国は軍事・経済の両分野で台頭する中国との競争が激化し、ウクライナ情勢をめぐり対ロシア関係も緊迫。北朝鮮の「後ろ盾」である中ロの協力が得られる見込みはなく、強力な「対北包囲網」の構築は当面難しい状況が続く。 【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.