大阪桐蔭、慢心なし＝４度目の春制覇に挑戦―高校野球

　４度目の選抜優勝に挑戦する大阪桐蔭が、順当に春の切符を手にした。喜びもつかの間、西谷監督は「やっとスタートラインに立ったなという引き締まる思い」。ナインも出場決定の吉報を冷静に受け止めた。 　他校を寄せ付けない圧倒的な総合力で昨秋の近畿大会を制覇。明治神宮大会も初めて制したが、星子主将は「秋の時点で日本一になっただけ。勘違いをしていると選抜では間違いなく負ける」と慢心はない。この冬も個々の技術をレベルアップさせるため、厳しい練習に取り組んでいる。 　昨秋は１年生左腕、前田の好投もあってチームは勝ち進んだ。西谷監督は今春３年生になる上級生の奮起を促し、昨年は春夏ともに悔しさを味わった甲子園で頂点に立つための準備を進めている。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕選抜大会出場が決まり、喜ぶ大阪桐蔭ナイン＝２８日、大阪府大東市