starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

スマホ対策「難しい」=不正防止の決定打なく―共通テスト流出


 大学入学共通テストの試験中に「世界史B」の問題が流出した事件で、関与を認めた女子大学生(19)は「スマートフォンを上着の袖に隠して(試験問題を)撮影した」と話した。試験中にスマホを使う行為は過去にも確認されているが、教育関係者は「現状では有効な不正対策は難しい」と話す。  大学入試センターによると、2006年のセンター試験(当時)以降、昨年までに確認された受験生の不正行為は計97件。「解答終了合図後の記入」が37件と最も多く、「カンニングペーパーの所持・使用」は11件、「スマホ使用」は5件だった。今回の共通テストでも、三重県の会場で受験生がスマホを脚に挟んで使っていたことが発覚し、受験した全科目が無効とされた。  11年3月には京都大など4大学の入試問題が試験中、インターネット掲示板「ヤフー知恵袋」にスマホで投稿される事件が発生。仙台市の予備校生=当時(19)=が偽計業務妨害容疑で逮捕され、後に家裁で不処分となった。  同センターは共通テストの受験生に対し、机の上でスマホの電源を切った後、かばんにしまわせるなどし、試験中は身につけないよう求めている。ただ、大手予備校関係者は、IT技術の発展でスマホの遠隔操作なども可能になったと指摘。「さまざまな不正を想定して対策をしても、高度なやり方が出てくればいたちごっこになる」と話している。(了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.