代役コンビが安定感＝サッカーＷ杯予選

　谷口と板倉の両センターバックが安定した守備を見せた。故障で招集が見送られた吉田と冨安の代役としてフル出場。攻め込まれる場面は少なく、カウンターの警戒が主。それでも要所で球際の強さを発揮して無失点に貢献し、谷口は「落ち着いた精神状態で臨めた」とうなずいた。 　この試合まで国際Ａマッチ出場はともに５試合。経験値では劣るものの、板倉はかつて川崎に所属しており、谷口とは旧知の間柄。「誰とやってもうまくやれる自信はあるが、より一層できた」と板倉。この日が２５歳の誕生日でもあったが、「忘れるくらいだった」という集中力で最終ラインを支えた。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕中国戦の後半、パスを出す谷口（手前）＝２７日、埼玉スタジアム 〔写真説明〕中国戦の前半、攻め上がる板倉（左）＝２７日、埼玉スタジアム