渋野日向子、「大好きなゴルフができて感謝」＝３月から米ツアー本格参戦

　今季から米女子ゴルフツアーを主戦場とする渋野日向子（２３）が、自身のシーズン初戦として３月３～６日にシンガポールで開催されるＨＳＢＣ女子世界選手権に臨む。昨年１２月、米アラバマ州で８ラウンドに及んだ最終予選会（Ｑシリーズ）を２０位で通過して「めちゃくちゃ楽しみです」と声を弾ませた。その米ツアー本格参戦が始まる。 　前週の開幕戦、今週の第２戦、２月上旬の第３戦までは舞台が米フロリダ州。その後、東南アジアに移って第４戦のＨＳＢＣ女子世界選手権、第５戦のホンダＬＰＧＡ（タイ・パタヤ）と続く。 　渋野は今月２４日、自身の公式サイトに「世界中でたくさんの困難な状況が続く中、今大好きなゴルフができることに感謝しています」と心境を記した。大会まで１カ月以上。「元気に戦う姿をたくさんの方々に見ていただけるよう、オフの期間にしっかりと調整を続けていきたいと思います」 　２０１９年夏、海外メジャー初挑戦のＡＩＧ全英女子オープンで優勝。その時に可能だった米ツアーのメンバー登録は見送った。Ｑシリーズでは、序盤の下位から１桁順位に上昇。第７ラウンドで急降下しながらも、最終日に挽回した。その際「この８ラウンドは、あの時（１９年）登録していたら経験できなかった」と収穫を強調していた。 　２１年は、トップの位置を低くしてナイスショットの再現性を目指すスイング改造やウエッジ４本の使い分けを試み、秋に日本ツアーで２勝。自信を深めた。３月までに、さらに精度を高めていく。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕米女子ゴルフツアーの最終予選会を通過し、記念のボードを手にする渋野日向子＝２０２１年１２月１２日、米アラバマ州ドーサン 〔写真説明〕米女子ゴルフツアーの最終予選会、第５ラウンドの１７番でバーディーを奪った渋野日向子＝２０２１年１２月９日、米アラバマ州ドーサン