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重症者、年初の8倍に=専門家、警戒呼び掛け―オミクロン「第6波」


 新型コロナウイルス感染症の重症者数が増え続けている。流行の「第6波」襲来で、直近の全国の重症者は年初の約8倍に膨れ上がった。主流の変異株「オミクロン株」は軽症傾向が指摘されるが、重症者の急増に、専門家らは強い警戒感を示している。  厚生労働省によると、自治体公表の重症者は1月1日には51人だった。新規感染者数の急増に伴い、1週間後には89人、2週間後には233人となり、21日には約3カ月ぶりに400人を超えた。22日は424人で、過去最多だった第5波の2223人(昨年9月4日)の約5分の1となった。   厚労省の試算では、新規感染者に占めるオミクロン株疑い例は約93%に上り、大多数が同株感染者と推定される。国立感染症研究所の鈴木基感染症疫学センター長によると、届け出時点で肺炎だった人の割合が、オミクロン株はデルタ株の約6分の1にとどまった。  国のシステムに16日までに登録されたオミクロン株感染者2007人で見ると、症状が入力された1193人のうち1165人が軽症だった。中等症28人中、酸素投与が必要なのは7人にとどまる。鈴木氏は「少なくとも記録上は、重症例が1例も確認されておらず、重症度が低下している可能性がある」と指摘する。  ただ、感染拡大により重症者の絶対数が増えるのは確実だ。厚労省によると18日時点での重症者用病床使用率は東京都と京都府で2割を超え、沖縄県で7割に迫る。  新型コロナ対策を助言する専門家有志は21日、政府への提言の中で、オミクロン株を従来の新型コロナとは「異なる感染症と考えるべきだ」と指摘。「初めに軽症者が急増し、その後高齢者に広がる。重症者や入院者も増加し、医療全体が逼迫(ひっぱく)し社会機能の維持も困難になることが懸念される」と警鐘を鳴らしている。(了) 【時事通信社】
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