御嶽海、充実の２桁到達＝大相撲初場所

　大関昇進の足固めを狙う御嶽海が、目標としていた２桁白星に届いた。大関正代に粘られたが、胸を合わせてじっと我慢。最後はどっしりと寄り切り、「しっかり集中してやれている」と充実感をにじませた。 　北勝富士に土をつけられた翌日の一番。これまで精神面のもろさを指摘されてきただけに、連敗を免れたことは大きい。「悔しさをぶつけて絶対に白星を取ろうと思った」と発奮材料に変えた。 　先場所は１１勝。優勝２度の実力者も、三役の地位で２場所続けて１０勝以上したのは初めてとなった。さらなる上積みを目指し、「引かない相撲を取れば白星につながると思う」と力を込めた。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕正代（右）を攻める御嶽海＝１９日、東京・両国国技館