渋野、古江が新たに参戦＝米女子ゴルフ、今週開幕

　【ロサンゼルス時事】米女子ゴルフの２０２２年シーズンが、フロリダ州オーランドで２０日から始まるトーナメント・オブ・チャンピオンズで開幕する。日本勢では昨季２勝を挙げた畑岡奈紗、メジャー大会の全米女子オープンを制した笹生優花が出場予定。昨年１２月の最終予選会を突破した渋野日向子と古江彩佳は、２戦目以降からの参戦となる。 　念願の米ツアーメンバーとなった渋野は、予選会終了後に「やっぱり勝ちたい。メジャーだけではなく、出る試合は勝ちにいきたい」と高い目標を掲げていた。「大口をたたいているけど大丈夫かな」と言いながらも、「それくらいじゃないとシードは取れない」。強い意気込みで最高峰の舞台に挑む。 　米ツアーは、時差を伴う長距離移動があるほか、プレー面では土地によって異なる芝への対応が求められるなど日本と環境は大きく異なる。古江は「まずは試合をやり切ることが大事」と冷静に語っていた。 　日本勢きっての実力者畑岡は、今季が６年目。３季連続で獲得賞金１位の高真栄をはじめとする韓国勢や、世界ランキング１位で昨年の東京五輪で金メダルに輝いたネリー・コルダ（米国）らと渡り合う力があるだけに、悲願のメジャー制覇のみならず、賞金女王への期待も膨らむ。昨年の全米女子オープンで優勝し、ツアーメンバーとなった２０歳の笹生は２勝目を狙う。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕米女子ゴルフツアーの最終予選会で２０２２年のツアー出場権を獲得し、写真撮影にポーズを取る古江彩佳（右）と渋野日向子＝２１年１２月１２日、米アラバマ州ドーサン