starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

「レジェンド」の飽くなき挑戦=49歳葛西―スキー・ジャンプ


 ノルディックスキー・ジャンプの大ベテラン、葛西紀明(49)=土屋ホーム=に情熱が冷める気配は全くない。過去8度の五輪出場は冬季大会史上最多。北京五輪の代表入りはならなかったものの、国内大会に意欲的に参戦し、トップジャンパーへの返り咲きを目指している。6月に50歳となる「レジェンド」が、飽くなき挑戦を続ける。  昨年12月に北海道名寄市で行われた名寄ピヤシリは17位、吉田杯は26位。ワールドカップ(W杯)を転戦する選手が不在の2大会は不本意な成績だった。シーズン開幕に備えた11月のフィンランド合宿後、隔離期間の体重増に加え、首と足首を痛めたことも響き、助走姿勢が乱れていたという。  「ダサダサな成績だった」と笑い飛ばしつつ、悔しさをにじませていた。「これじゃあちょっとまずいでしょ、と気合を入れ直した」。その後、走り込んで減量に成功。故障も癒え、今月10日のHBC杯では4位に入り、表彰台に迫った。手応えを感じながらも、「まだ体重が1.5キロくらい多い。その分、後半の伸びがないと感じているので、もう少し絞りたい」。向上心は尽きない。  北京五輪はテレビ局のコメンテーターとして現地入りする予定だ。代表に入れなかった複雑な思いもあるというが、そこはプラス思考。「日本チームが頑張れるように気合を入れようかなと思う」  その五輪では、年末年始のジャンプ週間で2度目の総合優勝を果たした小林陵侑(25)=土屋ホーム=が金メダル候補。所属先の監督を兼務する葛西にとって、小林陵はまな弟子でもある。「W杯の疲れがないように北京に入ってほしい。それさえできれば、メダルは見えてくると思う」。熱い期待を寄せている。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ノルディックスキー・ジャンプのHBC杯で4位となった葛西紀明の飛躍=10日、札幌市大倉山ジャンプ競技場 〔写真説明〕2021年のノルディックスキー・ジャンプ全日本選手権で言葉を交わす葛西紀明(左)と小林陵侑=同年10月、札幌市大倉山ジャンプ競技場
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.