坂本、五輪へ「今は楽しみ」＝樋口と河辺も抱負―フィギュア女子

　フィギュアスケート女子で北京五輪日本代表の３選手が１１日、それぞれの拠点で練習を公開し、２大会連続出場となる坂本花織（シスメックス）は「近づくにつれてどんどん緊張していくと思うが、今は楽しみの方が大きい。そのままいけたらいい」と心境を語った。 　安定した演技と迫力のあるジャンプが光り、昨年１２月の全日本選手権で３年ぶりの優勝を遂げて代表に決まった。五輪へ向けてステップや振り付けを磨こうとしており、「もっと思い切りやりたい。そこは伸ばせるところ」と上を見据えた。 　念願の初代表をつかんだ樋口新葉（明大）は「出るからには自覚を持って、恥ずかしくない演技をしたい」。得点源のトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）をショートプログラム（ＳＰ）、フリーでともに組み込む考えで、「どれだけ力を発揮できるか。それが今の目標」と意気込んだ。 　１７歳の河辺愛菜（木下アカデミー）も３回転半が持ち味。「シーズン前は考えようともしていなかった五輪に行けることになり、変な感じ」と率直に話した。「とにかく楽しみたい。両方（ＳＰとフリー）で自己ベストを出すことを目標に頑張りたい」と抱負を述べた。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕練習を公開したフィギュア女子北京五輪代表の坂本花織＝１１日、神戸市（代表撮影） 〔写真説明〕練習を公開したフィギュア女子北京五輪代表の樋口新葉＝１１日、東京都新宿区 〔写真説明〕練習を公開したフィギュア女子北京五輪代表の河辺愛菜＝１１日、京都府宇治市