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「世代のたすきリレー」も=39歳福士と18歳不破―都道府県女子駅伝


 陸上女子長距離界の新旧スピードランナーが、都大路を駆け抜ける。16日の全国都道府県対抗女子駅伝(たけびしスタジアム京都発着)に出場する39歳の福士加代子(ワコール)と18歳の不破聖衣来(拓大)。今大会最年長で今月限りでの現役引退を表明している福士は青森、驚異的な快走を続ける新鋭の不破は群馬の一員として火花を散らす。偶然にも3月25日生まれ同士。2人の走りは、トップランナーの世代交代を告げる「たすきリレー」となりそうだ。  福士は今月30日の大阪ハーフマラソンが現役ラストラン。その前に、思い出深い駅伝を走る。青森・五所川原工高を卒業後、京都が拠点のワコールに入社。都道府県女子駅伝の舞台は「第二の故郷」とも言える。過去に区間賞を6度獲得。出身地の青森代表だった2004年に9区(10キロ)でマークした30分52秒は今も区間記録として残る。  この大会は8年ぶりの出場で、青森から主将としてエントリー。昨年12月、所属先のホームページに自筆で「あと二つのレースを今までと変わらず、全力で楽しんで走りたい」。長距離とマラソンで五輪に計4度出場した名ランナーは、最後まで笑顔を振りまきそうだ。  大学1年生の不破は昨年12月11日、初挑戦だったトラックの1万メートルで日本歴代2位の30分45秒21。福士の自己ベスト(30分51秒81)もしのいだ。年末の全日本大学女子選抜駅伝でも最長5区(10.5キロ)で10人を抜き、従来の区間記録を2分近くも短縮した。  小柄ながら滑らかなフォームでバネを利かせた走法が特長だ。次代を担う22歳の田中希実(豊田自動織機TC)と21歳の広中璃梨佳(日本郵政グループ)が昨夏、東京五輪で入賞した姿に「刺激を受けた」という。今夏の世界選手権(米ユージン)出場を視野に入れているホープは、無限の可能性を秘めている。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕福士加代子 陸上選手 〔写真説明〕2014年の都道府県女子駅伝で力走する青森のアンカー福士加代子=同年1月、京都・西京極陸上競技場 〔写真説明〕2021年12月、関西実業団ディスタンストライアルin京都の女子1万メートルで独走する拓大の不破聖衣来=同年12月11日、たけびしスタジアム京都
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