欧州議会議長死去、６５歳＝「深刻な合併症」で入院

　【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）欧州議会のサッソリ議長が１１日、イタリアの病院で死去した。６５歳だった。欧州議会の報道官は１０日、サッソリ氏が先月２６日から入院しており、全ての職務を取りやめたと発表していた。欧州議会は来週、フランス東部ストラスブールで開く本会議で次期議長選出を予定している。 　報道官は「免疫系の機能不全による深刻な合併症で入院が必要になった」と説明していた。 　今月でサッソリ氏は２年半の任期を終了するはずだった。報道によると、サッソリ氏自身は入院に先立ち、続投を目指さない方針を表明していた。 　サッソリ氏は、昨年９月にも肺炎が原因で入院し一時療養している。イタリア出身で、議会第２会派の中道左派「欧州社会・進歩連盟（Ｓ＆Ｄ）」に所属。２０１９年７月に議長に就任した。　【時事通信社】 〔写真説明〕欧州連合（ＥＵ）欧州議会のサッソリ議長＝２０２１年１２月９日、パリ（ＡＦＰ時事）