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内村、美しい体操にこだわり=リオ後は故障に苦しむ


 日本体操界だけでなく、世界で頂点に君臨し続けた内村が現役引退を決意した。個人総合では2009年の世界選手権から12、16年の五輪を含めて8年連続で優勝。海外でも「キング」と呼ばれ、敬意を払われる偉大な選手だった。  何よりも追求したのは美しい体操だった。指先、つま先まで神経を行き届かせ、演技の完成度を高めた。意外にも「ウチムラ」の名が付いた技はないが、6種目で争う個人総合で全ての技を完璧に仕上げて披露することに強いこだわりを持っていた。  16年リオデジャネイロ五輪の後、30代に近づいた頃から故障との闘いが続いた。17年世界選手権での左足首負傷に始まり、右足首、両肩…。世界で戦うため練習を続けた体は悲鳴を上げ、「首から下は全部痛い状態」(内村)だった。  個人総合へのこだわりを捨て、鉄棒に絞って臨んだ東京五輪は予選でまさかの落下。全く想定していなかったひねり技でのミスだった。自身の感覚と体の動きに生じたずれは、埋めることができないほど大きくなっていた。  それでも体操を愛する気持ちは変わらなかった。東京五輪後には「失敗したことのない技で失敗するなんて、面白さしかない」と、体操を究めたい思いを語っていた。鉄棒6位に終わった世界選手権でも「結果が全てじゃないということを見せられた」と、成績にこだわらず好きな体操を続ける可能性も口にしており、悩んだ末の決断だったのだろう。その胸中は近く、本人が記者会見で語る。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕リオデジャネイロ五輪の体操男子団体総合決勝で鉄棒の演技をする内村航平=2016年8月8日、ブラジル・リオデジャネイロ(AFP時事) 〔写真説明〕記者会見で体操男子団体総合、個人総合の二つの金メダルを手にする内村航平=2016年8月11日、ブラジル・リオデジャネイロ
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