５４歳カズ、ＪＦＬ鈴鹿移籍＝横浜Ｃから期限付き―サッカー元日本代表

　サッカー元日本代表ＦＷ三浦知良（５４）が、Ｊ２に降格した横浜Ｃから日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）の鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍することになり、両クラブが１１日に発表した。ＪＦＬは国内実質４部に相当し、初めてプレーすることになる三浦は「ピッチの上でクラブの勝利に貢献できるように努力していく」とコメントを出した。愛着のある背番号「１１」にちなみ、１１日午前１１時１１分に公表された。 　三浦は横浜Ｃに２００５年から在籍。昨季はリーグ戦で、Ｊ１最年長出場記録を５４歳１２日に更新した３月の浦和戦の１分間のプレーにとどまり、出場機会を求めて移籍先を模索。国内外の複数クラブから獲得オファーを受け、兄の泰年氏（５６）が監督兼ゼネラルマネジャーを務める鈴鹿を選んだ。 　静岡県出身の三浦は今年プロ３７年目を迎え、２月２６日には５５歳になる。鈴鹿は三重県鈴鹿市を活動拠点とし、昨季ＪＦＬで４位。Ｊリーグ入りを目指している。　 　◇三浦知良の略歴 　三浦　知良（みうら・かずよし）静岡学園高を中退してブラジルに渡り、名門サントスなどを経て９０年にＶ川崎（現東京Ｖ）の前身の読売クラブ入団。９３年発足のＪリーグで２０得点を挙げ、初代ＭＶＰに輝いた。９４年にはアジア選手として初めてイタリア１部（セリエＡ）でプレーし、クロアチアなどでも活躍。日本代表としては８９試合に出場し歴代２位の５５得点。愛称は「キングカズ」。静岡県出身。１７７センチ、７２キロ。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕三浦知良