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青森山田、強さ証明の「3冠」=松木中心に結束―高校サッカー


 前半35分すぎ。それまで大津の堅守に手を焼いていた青森山田は、松木主将が果敢に左サイド突破を試み、CKを得た。仲間を鼓舞するように、両手であおるしぐさ。「勢いがなくなっていた。このコーナーでいくぞ、と」  エースの気迫に応えるように左CKを丸山が頭で合わせ、待望の先制ゴール。勢いが出ると、直後に相手DFが足を滑らせた一瞬の隙を突いて名須川が追加点。ぐっと、優勝をたぐり寄せた。  中5日の大津に対し、中1日での決勝。疲労を感じさせないほど運動量と球際の激しさで上回った。相手にシュートすら打たせず、「指向してきた形」と黒田監督。高体連所属のチームに負けなかった1年を締めくくる完璧な内容だった。  個々の技術の高さもさることながら、指揮官は2016、18年度の優勝メンバー同様、気が強い選手が多いと指摘する。「本当に勝ちたいと思っている集合体」。互いに耳の痛いことも言い合い、F東京入りする松木を中心に結束してきた。  目標に掲げた高校総体、高円宮杯U18プレミアリーグ東地区と合わせて「3冠」を達成。過去2大会は決勝で無念を味わった松木は、「報われてうれしい」と涙。重圧から解放され、かみしめるように話した。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、先制ゴールを決める青森山田の丸山(右手前)=10日、東京・国立競技場 〔写真説明〕前半、ゴールを決めて松木(右)らに祝福される青森山田の名須川(中央)=10日、東京・国立競技場
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