中国主席を「虐殺」で告発＝トルコのウイグル族

　【イスタンブール時事】中国・新疆ウイグル自治区での迫害から逃れてトルコで暮らすウイグル族の１９人が４日、中国の習近平国家主席ら１１２人を「民族虐殺に関与した」などとして、トルコ検察に刑事告発した。担当弁護士が６日、明らかにした。 　告発対象には習氏をはじめとする中国共産党幹部や現地の治安当局者らが含まれており、弁護側は映像などの証拠もあると訴えている。 　告発者の一人（３０歳男性）は取材に対し「（虐殺などの）犯罪行為を国際的な司法の裁きにかける必要がある」と強調。来月開幕の北京冬季五輪は「道義的、法的、政治的に正しくない」と述べ、国際社会にボイコットを求めた。　【時事通信社】