「立民から制作費」と抗議声明＝ネットメディアの出演者

　国会議員や有識者らによる討論動画などをインターネット上で配信する「Ｃｈｏｏｓｅ　Ｌｉｆｅ　Ｐｒｏｊｅｃｔ（ＣＬＰ）」が、立憲民主党から番組制作費として計１０００万円以上の資金提供を受けながら隠していたとして、ジャーナリストの津田大介さんら出演者５人が５日、抗議声明を出した。ＣＬＰはツイッターで「不信感を与えてしまう形となり申し訳ない」と謝罪し、６日に経緯を報告するとした。　 　声明によると、ＣＬＰが２０２０年春から約半年間、広告会社などを経由して立民から資金提供を受けていたことが独自調査で確認されたという。 　その上で「公共メディア」と掲げながら公党からの資金で番組制作していた点を問題視。ＣＬＰは同年、クラウドファンディングで制作費３１００万円超を集めたが、公党との関係を秘匿して資金を募っていたと批判した。 　津田さんらは特定政党からの資金提供について「報道倫理に反する」とし、資金の流れに関する詳細の公表と出演者や視聴者への謝罪を求めている。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕ジャーナリストの津田大介さんらがインターネット上に公開した抗議声明