東海大大阪仰星と東福岡、因縁の対決＝高校ラグビー、５日準決勝

　第１０１回全国高校ラグビー大会は５日、大阪・花園ラグビー場で準決勝が行われる。第１試合は東海大大阪仰星（大阪第２）と東福岡（福岡）が激突。前回大会の準々決勝では、後半のロスタイムが１８分に及ぶ熱闘を繰り広げて引き分けたが、今回も好勝負が期待される。第２試合は３連覇を目指す桐蔭学園（神奈川）が、初の４強入りを果たした国学院栃木（栃木）の挑戦を受ける。 　【東海大大阪仰星―東福岡】タックル後のボール争奪戦がカギになりそうだ。東海大大阪仰星は組織的な防御が武器で、今大会で１トライしか許していない。バックスの好ランナーを生かし、ボール奪取からカウンターを仕掛けたいところ。東福岡はＦＷが接点で強さを見せ、ＳＯ楢本とＣＴＢ平がスペースに的確に配球する。攻撃を継続できれば、好機をつくれるだろう。 　【国学院栃木―桐蔭学園】総合力で上回る桐蔭学園がやや優位か。ＳＯ今野を中心にキックで着実に地域を取ったり、連続攻撃を繰り出したり、試合運びがうまい。ＦＢ矢崎の突破力も魅力。国学院栃木はＣＴＢ田中のプレースキックの精度が高く、４０メートル超のＰＧも難なく決める。ＦＷが密集戦で互角に渡り合い、ロースコアの展開に持ち込むことが肝要だ。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕突進する東福岡の平＝３日、大阪・花園ラグビー場 〔写真説明〕攻め上がる桐蔭学園の矢崎（手前）＝２０２１年１２月３０日、大阪・花園ラグビー場