明大は苦しい試合でチームの成長を示した。伝統の重量FWが力強さを発揮した早大との準々決勝とは違い、この日はバックスが奮戦。SH飯沼主将は「きょうは自分たちが引っ張ろう」と気合を入れていた。  後半が始まってわずか14分間で3トライを許し、18点差をひっくり返された。それでも飯沼は「準決勝はこうじゃないと面白くない」と仲間に声を掛け、気持ちの切り替えを促した。  これで2年生のSO伊藤は「スイッチが入った」。同点の26分に連続攻撃から自らボールを持ってゴール前へ出ると、タックルに来た相手をはじき飛ばす。司令塔がパワフルな突破で勝ち越しのトライを奪った。  関東対抗戦では2敗を喫して3位。神鳥監督は「タフなトーナメントを勝ち上がって、一人一人が頼もしくなっている」と実感を込めて言った。決勝の相手は対抗戦で敗れた帝京大。最高の舞台で借りを返し、大学日本一をつかみにいく。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、攻め上がる明大の松本(左)=2日、東京・国立競技場 〔写真説明〕前半、石田(右手前、背番号11)がトライを決め、喜ぶ明大の選手=2日、東京・国立競技場

情報提供元 : 時事通信社
記事名:「 明大、バックスも力強く=SO伊藤が決勝トライ―全国大学ラグビー