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世界一奪還へ「備」=大谷招集「意識にある」―侍ジャパン栗山新監督


 野球日本代表「侍ジャパン」の新監督に、昨季まで日本ハムを率いた栗山英樹氏(60)が就任した。来年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ、今年は大切な1年。3大会ぶりの世界一奪還への思いや道筋を聞いた。  ◇世界一が悲願、大谷招集も  新指揮官はWBCでの目標を明快に描く。  「勝ち切って、金メダルを取ることが悲願。日本の野球は世界一と言えるなら、こんなに素晴らしいことはない」  新年の抱負は「備」の一字に込めた。  「備え、です。『生涯で、あれほど準備した1年はなかった』となるよう、全力を尽くしたい」  チームの基盤を現役時代の恩師、故野村克也さんも好んだ「小事が大事」の言葉を使って説く。  「小さな積み重ねで大きな結果を残せるのが日本野球。チーム全体が動いたり、走者を送ったりがきっちりできる」  本大会には米大リーグでプレーする日本選手も呼びたいと考える。  「最後は米国が舞台。ボールや球場を知る人がいないと困るので(招集に)全力を尽くしたい」  日本ハム監督時代のまな弟子、エンゼルスの大谷翔平の招集にも前向きだ。  「僕が一番、彼の天井を高く見積もっているし、世界一の選手になると思っている。意識にあるが、今はどうこう言う時期ではない」  3月の台湾との強化試合は、格好のテストの場。ヤクルトの奥川恭伸、ロッテの佐々木朗希ら若手の台頭も願う。  「WBCを勝ち切るには、若いスターが出てくるのが絶対条件。3月は自分でつかみ取る競争、戦いが生まれてほしい」  選手には熱い思いの共有を求める。  「最後は魂。日の丸のために、絶対に日本野球を守ると思ってほしい」  日本球界のために、責任と重圧を背負う決意を示す。  「五輪の金メダルもあり、いい形で次の世代に野球を伝えていく責任がある。みんなが夢見るチームを。少しでも野球に恩返しができるよう、全力を尽くしたい」。  ◇栗山監督の略歴  栗山 英樹(くりやま・ひでき)東京学芸大からドラフト外で84年ヤクルト入り。両打ちの外野手として実働7年で494試合に出場。89年はゴールデングラブ賞を獲得。引退後は解説者を務め、12年に日本ハム監督に就任。1年目でリーグ優勝、16年にはリーグ制覇と日本一に導き、在任10年目の21年限りで退任した。60歳。東京都出身。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕「備」の漢字一文字が書かれた色紙を手に、撮影に応じる野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督=12月21日、東京都港区 〔写真説明〕インタビューに応じる野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督=12月21日、東京都港区
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