水井、母に続くＶへ前進＝全日本総合バドミントン

　女子シングルスで２１歳の水井が、日本Ａ代表の高橋明をフルゲームの末に破り、初めて決勝に駒を進めた。福島・ふたば未来学園高の１年先輩との対戦は「長い試合になる」と覚悟。第１ゲームを２３―２５で落としたものの諦めず、残る２ゲームを奪って逆転した。「いつもなら（１ゲーム目を取られて）終わってしまうが、きょうは我慢してやれた」と喜んだ。 　母の妃佐子さん（４９）は全日本総合を４度制し、五輪２大会にも出場した元名選手。キャリアを重ねるうち「小さい頃は（母の）すごさが分からなかったけど、やっと分かってきた」と言う。決勝で顔を合わせる奥原には、３年前の全日本総合で敗れており、「どれだけ自分が成長したか楽しみ」と意気込んだ。（了）【時事通信社】