青森山田、夏冬連覇なるか＝全国高校サッカー、２８日開幕

　サッカーの第１００回全国高校選手権は２８日に開幕し、首都圏９会場で来年１月１０日の決勝まで熱戦が繰り広げられる。開幕戦と準決勝、決勝は８大会ぶりに東京・国立競技場が舞台となり、４８校が「聖地」での栄冠を目指す。 　２大会連続準優勝で今夏の高校総体、高円宮杯Ｕ１８プレミアリーグ・イーストを制した青森山田（青森）が戦力で頭一つ抜けている。Ｊ１のＦ東京入りするＭＦ松木主将は１年時から主力。Ｊ２町田に加入する宇野と形成する中盤には安定感がある。このブロックでは、エース鈴木を中心に攻撃力のある阪南大（大阪）、名将小嶺監督が率いる長崎総合科学大付（長崎）も力がある。 　直近２大会４強の帝京長岡（新潟）はＧＫ佐藤ら前回メンバーが多く残る。福田、大迫の２年生コンビが中心の神村学園（鹿児島）との初戦を制して勢いに乗れるか。 　反対側の山には強豪校が集まった。堅守を誇る２大会連続４強の矢板中央（栃木）は、初戦の２回戦で高校総体準優勝の米子北（鳥取）と激突。高校総体４強の静岡学園（静岡）や流通経大柏（千葉）、富山第一（富山）も上位をうかがう。Ｕ２２代表に抜てきされた尚志（福島）のチェイスは注目の大型ＤＦ。 　連覇が懸かる山梨学院（山梨）は前回優勝を経験した谷口主将と石川のダブルボランチがキーマン。前橋育英（群馬）も完成度が高い。（了）【時事通信社】